卒業発表で思ったこと。【2018.5.7 再編集版】
工藤遥の卒業発表時に投稿して、その後書き直すもお蔵入りしていた文章です。1年経たずしてはーちん、お前もか…。
工藤遥が卒業を発表した。女優を目指すそうだ。
ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
鞘師、ズッキから立て続けのことであったから、驚きや残念さを感じつつも、胸中の大半は「またか…」と諦めの気持ちが強かった。
娘。に限らず、近年続く5年程度での活動休止や脱退、そして卒業発表については、これも時代の流れと受け入れるしかないのか、と思う。
鞘師以降の卒業メンバーの在籍年数を拾ってみた。
- 鞘師 5年…2011-2015
- 鈴木 5年半…2011-2016
- 工藤 7年半…2010-2017(2011年よりモーニング娘。加入)
※脱退や休養などのアクシデントは、それぞれ事情もあるだろうし事実確認できないからいったん除外。
若いメンバーたちを擁護するわけでは無いが、先輩である℃-uteやBerryz工房、そしてももちこと嗣永桃子さんなど、キッズ勢の10年以上に及ぶ活動期間と、そしてそれを成立させた幼年期でのデビューは、いま振り返ってみても特異であったと言わざるを得ない。(ちなみにまろ先生は約11年…2004-2015(2009年よりスマイレージ加入))早い段階から仕事を始めた事で、それ以外の選択を知らない、或いはそれ自体を「当たり前のこと」と思わせたことも、活動期間の長期化を後押ししたのだろうと思う。
だが、それでもなお…
短い期間で別の道に歩むという決意を手放しで喜べず、本当に惜しいと思うのは「専門技術を身につけるにはおよそ10年かかる」という言説があるからだ。
Teach Yourself Programming in Ten Years 日本語訳
或いは、自分が思っている事がだいたい書いてあるnkskさんのインタビュー記事。
℃―ute中島早貴「良い時も悪い時もすべての感情を味わった」
もちろんハロプロ加入前からダンススクールに通っているメンバーなどもいるから一概には言えないが、5年というのはあまりにも短いと言わざるを得ない。
卒業の報を耳にするたび、いつも妄想半ばで思うのだ。『あともう少しだけ居てくれたら。もしかしたら明日のレッスンで、何かを見つけるかも知れないじゃないか』等々と。
人それぞれという言葉では終わらせたくないけれど、本人の気持ちも尊重すべきなのかという葛藤。もしくはもっと単純な、もう少し見ていたかったという願い。
しかしそれもまた、ファンの勝手な押しつけなのか。
いやもっと正直に言えば、自分としてはどうしてもハロー!を中心に考えてしまうから、例えそれが本人の夢であったとしても、「心変わり」それ自体に寂しさを感じるのだ。もっと一緒に居たかったという単純な気持ち。
一方で、
かのエドワード・ヨードン先生の著作「プログラマーの復権」にこんな一節がある。
あなたにはあなた自身の運命を決める責任がある。もし、会社があなたを机に縛りつけて、あなたに、一生涯 COBOL プログラムの保守をやれ、と宣言するなら、もっとましな仕事を探すのは、あなたの責任だ。結局のところ、もし会社が戦略的な誤りをし続けて、最後には倒産する運命にあるのなら、あなたを放り出し、市場性のないスキル持って失業者の列に送り込むときに、だれも謝ろうとはしないだろう。
やりたいこと。なりたいもの。今の自分と未来の自分。覚悟、信念、etc…
さすがにハロプロがCOBOLとは言わないけど、、、(なんか両方に失礼な例を挙げてしまった気もする)、、、自分の方向性とギャップが生まれたならば、別の道を歩むと決める責任を持つのは、自分自身と言う事だ。
ファンとしては寂しいけれど、本当のファンだというのなら、ネガティブな気持ちをぶつけるのではなく、その背中を押して、もしまた戻って来た時には、精いっぱい声援を送る、そうあるべきなんだろうなあ。